今回は、全校朝会で校長先生が話された講話について紹介します。
(以下、校長先生のお話です。)
今日はみなさんと一緒に、「なりたい姿」について考えていきます。
なりたい姿はカタカナだと4文字です。ビジョンですね。
ところで新津第二中学校の教育ビジョンを知っているという人は手を挙げてください。
ビジョンは、、、周囲から愛され、応援され、励まされる人間・集団です。
どうしたら、周囲から、愛され、応援され、励まされる人間・集団になれるのでしょうか?
1つのお話をします。それはレンガ職人です。
ある旅人が、町外れの道を歩いていると、レンガを積んでいる男がいました。
旅人は立ち止まって、「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねました。
「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。
朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。
旅人は、その男に、「大変ですね。頑張ってください。」と伝えてその場から離れました。
少し歩くと、レンガを積んでいる別の男に出会いました。
旅人は尋ねました。「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」
旅人は、その男に、「大変ですね。頑張ってください。」と伝えてその場から離れました。
もう少し歩くと、レンガを積んでいる別の男に出会いました。
旅人はたずねました。「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺は、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」
旅人は、その男に、「大変ですね。頑張ってください。」と伝えてその場を立ち去ろうと
しました。すると、その男は
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受けるんだ!素晴らしいだろう!」
旅人はその男に「そうですか。頑張ってください。」と伝えその場を足り去りました。
3人のレンガ職人の行動は同じです。ですが、目的意識が異なります。
ただ、レンガを積んでいる人、
目標をもってレンガを積んでいる人、
夢に向かってレンガを積んでいる人
ここで話を新津第二中の教育ビジョンに戻します。
どうしたら周囲から愛され、応援され、励まされる人間・集団になれるのでしょうか?
私はみなさんに、いきなり3人目のレンガ職人のように、
「夢をもとう!」とは言いません。
まずは、旅人のように、自分から、愛し、応援し、励ますことだと思います。
自分から愛すること、たとえば笑顔であいさつとか、
自分から応援、たとえば「すごいね!」って伝えるとか
自分から励まし、たとえば「大丈夫だよ!」と伝えるとか
自分からの積み重ねがみなさんを、集団を大きく大きく成長させます。
自分のペースでいいです。ゆっくりと育っていきましょう。
先生方はみなさんを愛し、応援し、励まします。
以上です。
(スライド資料)